成果に応える公平な評価制度。新しいビジネスへの挑戦も後押し

同社の日本本社に勤務しているのは、過去に創業メンバーと仕事をしたことがあるベテランエンジニアと新卒で入社した20代の若い人材である。30代から40代の経験豊富なエンジニアがマネージャーやリーダーを務め、中国のエンジニアや20代の若手エンジニアとチームを組んで開発を進めている。
現在求めているのは、C言語、Java、C♯等の言語を使ったシステム開発やプログラミングの経験者だ。案件は多岐にわたるため、組み込み系やWebシステムの開発経験、「Salesforce」や「kintone」といったクラウド製品の利用経験等の様々な経験、スキルを持った人材が対象となる。
「当社が受託する案件は、3名から7名ぐらいのプロジェクトがメインです。経験やスキルに応じてポジションを決定します。プロジェクトを丸ごとお任せできる方、2~3名のチームをまとめられる方のご応募は特に歓迎します」(亀谷氏)。
異なる文化や言語を持つメンバーとの協働は、初めての人にとって不安があるかもしれないが心配は無用だ。同社のオフショア開発は、あくまでも同じ組織の中で一つのチームとして取り組むスタイルだ。中国大連事務所を開設した当時から“We are one team”をスローガンに掲げ、矯氏が中心となり、相互の壁を取り払うべく様々な取り組みを行ってきた。コロナ禍で行動が制限されるまでは、Web会議ツールを常時接続するだけではなく、オフラインで交流する機会を設けてきた。中国からは主要メンバーが1名ずつ、3カ月単位で来日し、その間、岡山のオフィスで日本の仕事を体験し、身に付けたスキルを中国のメンバーと共有。日本のメンバーも定期的に大連を訪れ親睦を図ってきた。大連事務所には日本文化や日本語に精通したメンバーも複数名おり、違和感なく業務が行える環境が整っている。
現在の同社に参画する魅力は規模感だ。まだ十数名という小規模のため、自分で考えて実現していける。役員や上司との距離も近く、自由な発言が可能だ。新しいビジネスにチャレンジしたいと言えば、投資を含めて後押ししてくれる環境もある。また結果に対しては公平に評価され、個人の業績が給与やボーナスに反映されるためやりがいも得られる。
「だからこそ与えられた仕事だけではなく、視野を広く持っていただきたい。オフィスの床に何か落ちていたら拾ってごみ箱に捨てる等、細かいところを含めて、周囲に目を配り、自主的に動けることは大切です」(亀谷氏)。
技術面に関しては、中国で獲得した技術を共有する場を設けており、新しい技術を身に付けたいという欲求にも応えらえる環境は用意されている。
就労環境の整備も進んでいる。月平均残業時間は20時間程度で、有給休暇も取りやすい。産休育休制度も用意している。また、プロジェクトによってはリモートワークと出社を併用して勤務することも可能だ。今後はフルリモートワークも可能となるよう、社内の仕組みを整備し、場所にとらわれない働き方を実現していく計画もある。
矯氏が在籍していたSIerとの強いパイプも安心して働ける要因の一つ。安定した経営基盤とグローバルな環境で伸び伸びと力を発揮しながら、自身の可能性を広げていける会社である。

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